アンテナ工事とは、家庭でテレビを楽しむために必要な地デジ・BS/CS用のテレビアンテナやその他の周辺機器を設置する為の工事です。

アンテナ工事を行うことでテレビの電波を受信する事が出来るようになり、室内にあるテレビ端子とテレビ本体を繋ぐことでテレビが見られるようになります。

アンテナ工事は主に新築物件の引き渡し前(引っ越し前)に行われる事が多く、地デジ用のアンテナだけを設置するか、BS/CS用も取り付けるか、家主の希望に合わせて専門業者が工事を行います。

テレビアンテナ工事の流れ

テレビアンテナの設置工事は主に以下の内容にて行われます。

ハウスメーカー・工務店がまず内部の配線工事を行う

新築物件では、まず初めに家を建てるハウスメーカーや工務店が、家の壁内部をつたう配線の工事を行います。自宅の部屋数やテレビ端子を配置したい場所に合わせて工事を行い、それに伴い分配器と呼ばれる各部屋へテレビ電波を分割する機器の設置も行います。これはマンション・アパートなどの集合住宅でも同じです。

ここまでの工事に関しては、家主・オーナーがタッチする事は基本的にはありません。一般的にアンテナ工事と呼ばれるのはこの先の工事になります。

アンテナ工事の内容

ここでは一軒家でのパターンについて説明していきますが、新築で一軒家を建て始めて内部の配線構造の部分をハウスメ-カー・工務店が完了させた後、それとは別途でテレビアンテナの設置を行います。ここからを一般的にはアンテナ工事と呼び、これは家主・オーナーが別途業者に依頼するかDIYで行う必要があり、うっかりこれを忘れてしまうと引っ越し後にテレビが見られなくなってしまいます。

アンテナ工事は下記のような内容の工事を行います。


画像出典:DXアンテナ

  1. テレビアンテナ本体の設置
  2. ブースターの設置
  3. アンテナケーブル配線の接続・取り回し
  4. 必要に応じて分波器・分岐器等の設置

地デジ用のアンテナは主に屋根上や家の外壁・屋根裏に、BS/CS用のアンテナは屋根上や外壁、ベランダなどに取り付けられます。その際には専門の電波測定器や固定用の器具を用いて、設置作業を行います。

アンテナ工事を行う為に必要となるような資格はありませんので、一般の方がDIYでアンテナ工事を行うことも可能ですが、難易度がかなり高い為プロのアンテナ工事業者に依頼する方が一般的です。DIYについては下記記事を参考にしてみて下さい。

新築アンテナ工事

アンテナ修理・増設

地域別アンテナ工事業者一覧