テレビアンテナ工事・修理の情報サイト

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石渡一義

第一種電気工事士」・「第三種電気主任技術者」取得。現役時代は神奈川県の建設会社でアンテナ工事やエアコン工事、ブレーカーやコンセント工事など電気工事のスペシャリストとして勤務。現役引退後は趣味のヨットの普及に務める傍ら、電気工事関連の講義や技術指導を行っている。
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このサイトでは、第一種電気工事士の監修のもと、新築のお家に最適なアンテナの設置から、既存のアンテナの修理・メンテナンスに関する全ての情報を提供しています。私たちは、高品質で安全なアンテナ工事の重要性を理解しており、そのために最新の知識と技術をもってサポートします。あなたのアンテナに関するあらゆるニーズに応えるために、ここには信頼できる情報と実用的な情報を提供しています。

アンテナ工事の費用相場

アンテナ工事の費用相場

テレビアンテナの設置工事は、工事内容によって費用が分かれています。下記が相場の目安です。

新築戸建ての新設工事費用

新築アンテナ工事
地デジ:八木式アンテナ30,000円~45,000円(税込)
地デジ:デザインアンテナ35,000円~50,000円(税込)
地デジ:八木式+BS/CSアンテナ45,000円~65,000円(税込)
地デジ:デザイン+BS/CSアンテナ50,000円~70,000円(税込)
地デジ:八木式+4K8Kアンテナ50,000円~70,000円(税込)
地デジ:デザイン+4K8Kアンテナ55,000円~75,000円(税込)

※ブースター設置費用コミの総額目安

テレビアンテナの工事の費用・相場の詳細

アンテナの修理・交換・追加工事の相場

アンテナ修理・増設
地デジアンテナ交換15,000円~22,000円(税込)
BSアンテナ追加設置12,000円~22,000円(税込)
ブースター追加設置8,000円~27,500円(税込)
既存アンテナ撤去費用5,500円~(税込)
既存アンテナ処分費用3,300円~(税込)
アンテナ方向調整・補強工事8,800円~(税込)
テレビアンテナの修理の費用・相場の詳細

テレビアンテナの修理に関するこのガイドは、第一種電気工事士監修のもと、安全で迅速な修理の依頼の仕方を解説します。台風や地震後のチェックと修理方法、火災保険が使用できるか?などの疑問を解決しながら、費用相場と業者選びのアドバイスまで、詳細にわたる情報を網羅。信頼できる知識を身につけ、最適なサービス選択に役立てましょう。

その他追加費用等

アンテナ撤去費用5,000円~11,000円(税込)
高所作業費3,000円~5,500円(税込)
処分費用2,000円~3,300円(税込)

依頼する業者による費用の違い

テレビアンテナ工事は、主に下記の業者に設置工事を依頼することが出来ます。

テレビアンテナ工事の依頼先
  • アンテナ工事専門業者
  • 家電量販店
  • ホームセンター
  • 地元の電気店

工事料金が最も安いのはアンテナ工事専門業者で、主にネット上で集客を行っていますので知名度はあまりありません。

家電量販店やホームセンター・小規模電気店は、価格が高い上に、工事までの手続きが多かったり、保証をつけるのに有料だったり、などなどアンテナ工事専門業者と比べてサービス面でも劣るケースが多々あります。

なのでテレビアンテナの工事を依頼するなら、アンテナ工事専門の業者に依頼するのがおすすめです。

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テレビアンテナの設置場所は?

テレビアンテナの設置場所は?

テレビアンテナは主に屋根上、外壁、ベランダ、屋根裏に取り付けられます。

下記ではそれぞれの取り付け場所について詳しく解説しています。

屋根上

屋根上設置のメリット
  • 高さが取れるので地デジ電波を受信しやすい
  • 工事費用が比較的安い
屋根上設置のデメリット
  • 外観(見た目)が悪い
  • 台風などの災害に弱い
  • 3階建て以上の場合、高所作業費が別途かかる

屋根上設置は、アナログTV時代から使われている最も一般的な設置場所で、電波受信に最も向いています。この方法で電波が取れない地域の場合、アンテナ受信は難しいと言えます。

屋根上に設置されるのは主に八木式アンテナと呼ばれる魚の骨のような形をしたアンテナで、流行のデザインアンテナの設置と比べて費用が安くなる傾向があります。

なお最も風の影響を受けやすい事から、巨大台風などの災害時には倒壊の恐れがある為、ステーと呼ばれる支線を4方に張りしっかりと強度を保つ工事を行う必要があります。

外壁

外壁設置のメリット
  • 屋根上設置に比べて屋根への負担が少ない
  • 工事時間が短い
  • 設置工事が簡単
外壁設置のデメリット
  • 八木式の場合、外観(見た目)が悪い
  • 屋根上と比べて地デジ電波を受信しづらくなるため、施工できない地域もある

外壁設置は、壁に穴を開けて土台となる器具を固定し、そこにアンテナ本体を取り付ける方法です。画像のように八木式アンテナ・デザインアンテナのどちらでもこの設置場所に取り付ける事が可能です。また、デザインアンテナは外壁設置がメインです。

屋根上設置と比べて高さが取れない為、近くにマンションなどがある住宅密集地や電波塔の方向に高い建物があるような場所では、外壁設置では電波が取れないケースもあります。

屋根裏設置

屋根裏設置のメリット
  • 災害に強い
  • アンテナが露出せず見た目が良い
屋根裏設置のデメリット
  • 電波受信環境は最も悪い為、施工できる地域が限定される
  • 屋根裏に人が入れるスペースが必要で工事時間もかかる

屋根裏への設置は、テレビアンテナが完全に外からは見えなくなるため、特に新築一戸建てなどで需要が高い設置場所です。工事自体は、外壁設置と同じ内容で設置もそれほど難しくありません。風雨の影響を受けない場所なので、台風や鳥などの被害を受ける心配もありません。

一方、電波受信の環境としては、屋根裏や外壁と比べて電波が最も弱くなる場所のため、元々の電波環境によっては設置出来ないケースも多いです。また、屋根裏にそもそもスペースが無ければ設置できず、環境を選ぶ設置場所と言えます。

ベランダ

主にBS/CSアンテナやスカパー用のパラボラアンテナを設置する際に使われる場所がベランダです。衛星放送であるBS/CS放送は、電波受信に高さはそれほど必要なく、衛星のある方角(南西方向)に遮蔽物が無ければどこでも受信できるため、設置が最も簡単なベランダに設置されるケースが多いです。

ただし、新規で地デジアンテナとBSアンテナを設置する場合には、配線の取り回しの関係から同じ場所に設置されるケースが多く、BS/CSアンテナも屋根上や外壁に設置される場合があります。ベランダへの設置は、後からBS/CSアンテナを追加する際に向いている設置場所ですが、その場合BS/CS番組を視聴できる部屋数が限られるというデメリットがあります。

地デジの電波はベランダでは取れないケースが多いので、新規で地デジとBS/CSアンテナの両方を設置する場合には、ベランダ以外の同じ場所に両方のアンテナを設置するのがおすすめです。

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テレビアンテナの種類

テレビアンテナの種類

テレビを見る為のアンテナにはいくつか種類があります。

取り付けるアンテナによって視聴できる番組が違ったり、工事費用や電波の感度などが変わってきます。

それぞれのアンテナについて詳しく解説していきます。

八木式アンテナ

八木式アンテナの例

魚の骨のような形をした地デジ電波を受信する為のアンテナを八木式アンテナ(八木アンテナ)と呼びます。

アナログ放送の時代から使われている形状で、当時と区別する為にVHFアンテナと呼ばれるケースもありますが、VHFは地デジ電波の事で後述するデザインアンテナも同じVHF用のアンテナです。

八木式アンテナの中でもグレードがあり、素子数と呼ばれる数値が高ければ高いほど地デジ電波の受信能力が上がります。一般家庭用では14素子~20素子の八木式アンテナが使用されています。

八木アンテナは電波受信感度は最も優れていて、価格も安く屋根上・外壁・屋根裏のどの設置場所にも対応できることから地デジ受信用として最も広く普及しているアンテナです。

デザインアンテナ

デザインアンテナは、八木式アンテナと同じく地デジ電波の受信用に用いられるテレビアンテナです。上記画像のように形状は様々ですが、八木式とは異なるボックス型の地デジアンテナ全般がデザインアンテナと呼ばれています。一戸建ての外観を損ねない事から人気が高く、現在主流のアンテナとなっています。

一方、八木式アンテナと比べるとやや電波受信性能が悪い事や、屋根上設置には向かない(高さが取れない)事もあり、電波強度が弱い地域では設置出来ないケースもあります。

また八木式アンテナの本体価格が2,000円代から販売されているのに対し、デザインアンテナは6,000円から、と価格が高いというデメリットもあります。

BS/CSアンテナ

BS/CSアンテナは、衛星放送の電波を受信する為に用いられるお皿のような形をしたアンテナで、パラボラアンテナとも呼ばれます。

以前はBS用とCS(スカパーやWOWOW)用とで別れているケースが多かったのですが、現在は両方を受信できるタイプが主流となっています。

また、2018年12月から放送が始まったBS4K8K放送も同じ形のパラボラアンテナで受信します。

BS/CSアンテナは4K8Kの対応・非対応に注意

現在、BS/CSアンテナはBS4K8K放送に対応している物と非対応の物とで分かれています。2019年現在、BS4K8K放送はそれほど需要が無い為あまり普及が進んでいないのですが、今後新規で工事をする際には4K8K放送に対応させるかどうかで工事費用が変わってきます。

4K8K放送の詳細については下記記事をご覧ください。

自分でテレビアンテナを取り付ける場合の注意点(DIYについて)

テレビアンテナは、地デジ用・BS/CS用のどちらも設置工事を行う上で特別な資格は必要ありません。その為、自分で取り付ける事も可能です。

アンテナ工事業者に依頼するのと比べて、1~3万円程度費用を浮かす事も出来る場合もあるので、挑戦してみようと思う方もいるかと思います。

ただしテレビアンテナを自分で設置するのは必要な技術・工具などが多く、DIYのなかでもハードルは高めです。また高所での作業となる為、落下してケガをするリスクや、素人工事でアンテナが倒壊してしまった場合に近隣住民に被害を与えてしまう恐れもあるので業者に依頼するのがおすすめです。

格安でテレビアンテナの取り付け工事をする方法

テレビアンテナ工事は、数万円から時には10万円近く費用がかかるケースがあります。そこで、少しでもお得に取り付ける為のポイントを解説していきます。

最安はDIYだが難易度は高い

テレビアンテナ工事を最も安くあげるなら、DIYで取り付けるのが一番です。アンテナ本体やケーブル、分配器等必要な部材は全てネットやホームセンターなどで調達することができます。

DIYスキルに自身のある方や、時間はいくらかけてもいいから安くしたい、という方に向いている方法です。ただ、前述したようにDIYは誰でも出来るわけではなく、様々なリスクがあります。

下記記事を読んで少しでも不安に思う場合には、素直に業者に工事を依頼するのがオススメです。

工事内容(自身の希望)を整理するのが第一

業者に工事を依頼するケースでも、実際に依頼する前にまずは自身の希望を整理しておくことが大切です。テレビアンテナ工事と一口に言っても

  1. 設置するアンテナの種類
  2. 設置場所の希望
  3. 何部屋でテレビを見られるようにするか
  4. 地方ローカル局は必要か
  5. BS/CSは必要か
  6. BS 4K8Kは必要か

など希望条件によって工事内容と金額と総費用が大きく変わります。まずは自分が希望するアンテナ工事を確認しておき、その上で肝心な業者選びに進むのがいいでしょう。

最重要は業者選び

テレビアンテナ工事の業者を比較する上では、以下のポイントを見ていきましょう。

アンテナ工事業者選びで見るべきポイント
  • 対応エリア
  • 価格
  • 保証の長さ
  • 支払い方法の違い
  • ポイントサービス等の有無

まず大前提として、テレビアンテナ工事は設置する場所が決まっている為、ご自宅の場所に対応している業者の中から選ぶ形になります。その上で、以下の手順で業者選びを進めていくのがベストです。

アンテナ工事業者を選ぶ手順
  • 対応エリア内の業者を知る
  • サービス面・保証面を比較
  • オンライン上で複数社から見積もりを取り価格比較
  • 疑問点があれば必ず事前に質問をしておく
  • 自分に合った業者に現地確認・施工
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監修者「石渡一義」の写真

石渡一義

第一種電気工事士」・「第三種電気主任技術者」取得。現役時代は神奈川県の建設会社でアンテナ工事やエアコン工事、ブレーカーやコンセント工事など電気工事のスペシャリストとして勤務。現役引退後は趣味のヨットの普及に務める傍ら、電気工事関連の講義や技術指導を行っている。
→特定非営利活動法人 横須賀ヨット協会
→記事の監修者について

ポイントはメール・問い合わせフォームなどを通じて見積もり依頼をし、複数の業者で比較していくことです。

テレビアンテナ工事は、現地を見てからじゃないと費用が出せない業者とパッケージ料金で明示してくれる業者が混在しています。

現地確認を必要とする業者は、正式に工事を依頼しなかった場合に出張費が必要になったり、総じて工事費用も高い傾向があります。下請けを使う全国規模の業者や家電量販店はこの様な現地確認をしてから費用を提出するケースが多いです。

現地に精通している工事経験の豊富な業者ほど、問い合わせ時点で料金を伝えられるケースが多いので、問い合わせ時に料金を明示できるかどうかは業者の良し悪しを見分けるポイントでもあります。そういった意味でも複数社への問い合わせが簡単に出来るオンライン上のメール・問い合わせフォーム等の見積もり依頼を活用して欲しいところです。

各都道府県の対応業者は、下記より県別でご紹介していますので、そちらも是非とも参考にしてみて下さい。

⇒みずほアンテナの公式HPはこちら