BSアンテナを設置する場合、ベランダか屋根の上に設置するのが一般的です。
そこで屋根の上に設置するメリット・デメリットをまとめました。
またアンテナ工事業者にBSアンテナの屋根上設置工事を依頼した場合の費用の相場をご紹介します。
BSアンテナの設置を検討している方は参考にしてみてください。
目次
屋根の上にBSアンテナを設置するメリット
屋根の上にBSアンテナを設置するメリットは、
- 地デジで利用している配線を利用できる
- ベランダに設置出来ない場合でも屋根の上なら設置出来る可能性が高い
などがあげられます。
地デジで利用している配線を利用できる
BSアンテナは屋根の上かベランダに設置するのが一般的です。
屋外にBSアンテナを設置した場合は、室内まで配線の取り回しをしてアンテナで受信した信号をテレビまで届けないと映像は映りません。
屋根の上に地デジアンテナがすでに設置されている場合は、地デジアンテナで利用している配線を利用してBSアンテナで受信した信号を室内に届けることができます。
一方ベランダにBSアンテナを設置した場合は、エアコンの配管穴を利用して室内に配線を取り回すか、新たに壁に穴を開けて室内に配線を引っ張ってくるなどする必要があります。
ただ最近では地デジアンテナをベランダに設置している家庭も多くなっています。ベランダに地デジアンテナが設置されている場合は、その配線を利用してBSアンテナが受信した信号を室内に届けることができます。
ベランダに設置出来ない場合でも屋根の上なら設置出来る可能性が高い
BSアンテナは南西方向にむけて設置します。そのためベランダが南西方向に向いていない場合はベランダにBSアンテナを設置することは出来ません。BSアンテナが設置できるかどうかは午後2時位に太陽の光が差し込む場所が目安になります。
またBSアンテナを一般家庭に設置する場合は、最低でも40センチ以上の大きさのアンテナが必用になります。そのためベランダにBSアンテナを設置すると、今まで利用できていたスペースが利用できなくなる可能性があります。
そのようにBSアンテナをベランダに設置出来ない場合でも、屋根の上なら南西方向に向けれる可能性が高く、BSアンテナを設置してもスペースを圧迫することはありません。
屋根の上にBSアンテナを設置するデメリット
屋根の上にBSアンテナを設置した場合、アンテナのメンテナンスが難しいのが大きなデメリットです。
BSアンテナは方向がちょっとずれただけでも映像が映らなくなります。またアンテナに雪が積もってしまうとノイズが入ったりする可能性があります。
屋根の上にBSアンテナが設置されていると、そのような場合に屋根の上に登ってBSアンテナの方向調整をしたりアンテナに積もった雪を取り除く必要がありますが、屋根の上の作業は、落下すると大怪我をしたり命に関わる重大な事故につながる可能性がある大変危険な作業です。そのため素人が安易に屋根の上に登るのはおすすめできません。屋根の上に設置したBSアンテナに何かしらの不具合があった場合はアンテナ工事業者などのプロに依頼してメンテナンスしてもらうのをおすすめします。
一方ベランダにBSアンテナを設置した場合は、アンテナの方向調整やアンテナに積もった雪を取り除く作業をベランダで行うことが出来るので、素人でもメンテナンスすることが可能です。
またBSアンテナの設置工事をアンテナ工事業者などに依頼した場合、ベランダにBSアンテナを設置する場合と比べて屋根の上にBSアンテナを設置する場合、5,000円ほど費用の相場が高くなります。
BSアンテナを屋根の上に設置する場合の費用の相場
BSアンテナを屋根の上に設置する場合は、前述したとおり怪我などのリスクがあるためアンテナ工事業者などのプロに依頼するのをおすすめします。
アンテナ工事業者のBSアンテナ屋根上設置工事の費用は、BSアンテナ本体を含めて20,000円~30,000円前後が相場です。
またBSアンテナを設置する場合はブースターが必要になってくる場合があります。
ブースターを設置した場合は、上記の金額に15,000円~ほど上乗せされます。
BSアンテナにブースターが必要かどうかは以下の記事でまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。
新築などで地デジアンテナとBSアンテナの新規設置工事を考えている方は、同時に依頼すると費用が安くなる場合があります。
アンテナ工事には、事前の電波調査や実際の設置工事に出張費や作業費がかかります。
BSアンテナと地デジアンテナの設置工事を別々に依頼した場合はこのような作業を別々の日に行うので二重に料金がかかりますが、セットで依頼すれば同じ日に行う事ができるので出張費など一回分で済ませることができ、その結果トータルで10,000円ほど料金が安くなることも珍しくはありません。
新築などでアンテナ工事を検討している方は、まず地デジアンテナを設置してから後々BSアンテナを設置する方も多くいらっしゃいますが、費用をなるべく抑えたい方は本当にBSアンテナが必要なら同時に設置工事を依頼するのをおすすめします。