地デジアンテナを購入する機会は中々無いので、どのような種類が有るのか、どういった差が有るのかを知っている方はほとんどいらっしゃらないと思います。
そこで地デジアンテナの種類についてまとめました。
また、種類によって性能にどんな差が有るのかを解説します。
地デジアンテナの種類
地デジアンテナ工事をする場合、大きく分けて2種類のアンテナが有ります。
一つは魚の骨のような形をした八木アンテナ。
もう一つは八木アンテナと比べるととってもオシャレなデザインアンテナ。
私が知る限る2003年にDXアンテナが発表した「UDA-100」が最初のデザイン面を考慮したアンテナです。
その後2010年頃から現在の形状をしたデザインアンテナが市場に出回りはじめ、若い方を中心にデザイン性の高さで人気を集めました。
その後も各アンテナメーカーが小型化や受信性能などの改良を重ね、現在多くの地デジアンテナ工事業者が八木アンテナとデザインアンテナを取り扱っています。
また条件さえあえば室内に設置してテレビと配線を繋げれば地デジの視聴ができる、室内アンテナも普及しています。
それぞれの地デジアンテナの性能差
八木アンテナ・デザインアンテナ・そして工事不要で地デジの視聴ができる室内アンテナそれぞれの性能や特長を見ていきましょう。
受信性能がいいのは八木アンテナ
まずアンテナ本来の役割として最も大事な受信性能でみると、八木アンテナに軍配が上がります。
種類も豊富に出ているので、自分が住んでいる場所の電波環境にあった規格のアンテナを選択することができます。
八木アンテナは360度どの方角にも向けることが出来るので、角度調整で困ることもありません。
デザインアンテナは近年になってかなり受信性能が改良されましたが、八木アンテナに比べると受信性能は劣ります。
そのため電波が弱いエリアで設置できなかったり、家の形状によっては角度調整が出来ず設置出来ない場合も出てきます。
室内アンテナは電波が強いエリアでしか使いものにならないので、環境に左右されるアンテナです。
コストパフォーマンスがいいのは室内アンテナ
料金面で見ていくと、八木アンテナは2,000円前後から、デザインアンテナは7,000円前後から、室内アンテナは1,000円前後から購入できます。
八木アンテナと室内アンテナはアンテナ本体の料金面ではそこまでの差はありませんが、室内アンテナは室内に設置するだけでテレビが視聴できるようになるので工事や取り付け器具などの料金がかかりません。
八木アンテナはDIYで設置すれば工賃を浮かせることが出来ますが、アンテナ工事業者に依頼して設置してもらうのが一般的です。
プロに依頼した場合の料金はコミコミで15,000円~が相場になってきます。
またデザインアンテナをプロに依頼した場合は、コミコミで20,000円~が相場です。
おすすめはデザインアンテナ
受信性能は八木アンテナに劣りコストが最もかかりますが、地デジアンテナの設置を検討している方におすすめしたいのはデザインアンテナです。
デザインアンテナは八木アンテナに比べると確かに受信感度は良くないですが、それでもかなり多くの方が設置出来るくらい最新商品は改良が進んでいます。
また料金面でも最も高額ですが、屋根上に設置する八木アンテナに比べて壁面に設置することが多いデザインアンテナは、台風による強風の影響や鳥害の影響などを受けづらくメンテナンス等長い目で見ると充分に元が取れる価格差です。
そして何よりもそのデザイン性の高さがメリットです。カラーが豊富に用意されているので自宅にマッチしたアンテナを選ぶことができます。
一度、地デジアンテナを設置したら10年前後は付き合っていくことになります。
外観は妥協して八木アンテナをつけるよりデザイン面でも満足している方の多いデザインアンテナを是非検討してみてください。
まとめ
地デジアンテナを設置をする場合、まず大事なのは本来の目的である地デジを見ることが出来るレベルの電波を受信する事ができるアンテナを選ぶことです。
その上でコストやデザインなどを考慮してアンテナを選択してください。
地デジアンテナのおすすめメーカーとおすすめの地デジアンテナは以下の記事でまとめていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。