地デジアンテナを購入する機会は滅多に無いので、ほとんどの方がどんな会社が作っていてどんな商品があるのかわからないと思います。
そこで地デジアンテナのおすすめメーカーをご紹介します。またどんな地デジアンテナが発表されているのかをまとめました。
地デジアンテナをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
日本国内の地デジアンテナのメーカーとおすすめメーカー
地デジアンテナの国内メーカーは
- DXアンテナ
- マスプロ電工
- 日本アンテナ
が3大メーカーと呼ばれ、圧倒的なシェアを占めています。他にもサン電子、東芝、YAGI、パナソニック、SONYなどが地デジアンテナの製品を出していますが、特にこだわりの無い方は上記3大メーカーDXアンテナ・マスプロ電工・日本アンテナのラインナップの中から選ぶのが無難です。
理由は、製品のラインナップが多く様々なニーズに対応した商品が市場に出回っている点、また市場シェアもTOPなのですでに利用している方の情報が出回っており何か不具合があった際にインターネットで検索して解決出来る可能性が高いためです。
実際にテレビアンテナの工事業者も、上記3社を中心に取り扱っている業者が圧倒的に多くなっています。
- みずほアンテナ:DXアンテナ・マスプロ電工・日本アンテナ
- 電翔:DXアンテナ・マスプロ電工
- アンテナSAMURAI:DXアンテナ
- アンテナドクター:DXアンテナ
DXアンテナの特徴と地デジアンテナの紹介
DXアンテナは兵庫県神戸市に本社があり、日本国内のテレビアンテナのシェア率2位となっています。
関東・関西平野部などの一般的な気候の地域で幅広く使える商品に加え、海の近くなど塩害が懸念される地域での利用を想定した「塩害用」地デジアンテナや、雪が積もる地域での利用を想定した「雪害用」地デジアンテナなど特定の地域での対策を考慮した商品も販売しています。
DXアンテナの八木アンテナ
DXアンテナが販売している八木アンテナ「UA14・UA20」シリーズは、一般的な気候の地域で利用できるシリーズ(UA14・UA20)と、他の地域と比べてアンテナがサビやすい沿岸部に最適な塩害用(UA14Z・UA20Z)や豪雪地帯に最適な雪害用(UA14G・UA20G)など、様々な環境に適したアンテナが販売されています。
またリーズナブルな価格で購入できるのも魅力です。
型番 | 通販サイト等での価格 |
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UA14/UHF14素子アンテナ | 2,500円~3,500円 |
UA20/UHF20素子アンテナ | 4,000円~6,000円 |
UA14Z/UHF14素子アンテナ(塩害用) | 3,000円~5,000円 |
UA20Z/UHF20素子アンテナ(塩害用) | 5,000円~6,500円 |
UA14G/UHF14素子アンテナ(雪害用) | 3,500円~5,000円 |
UA20G/UHF20素子アンテナ(雪害用) | 4,500円~6,500円 |
DXアンテナのデザインアンテナ
DXアンテナのデザインアンテナ「デジキャッチ」シリーズは、カラーバリエーションが多く20素子・26素子相当の商品が出ているので幅広い方が取り付けることができます。
ブースターを背面に収納できるので、住宅の外観に強いこだわりがある方を中心に人気があるデザインアンテナです。
八木アンテナよりコストはかかりますが、デザインにこだわる人におすすめです。
型番 | 通販サイト等での価格 |
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UAH201/UHF平面アンテナ(20素子相当) | 7,500円~10,000円 |
UAH201B/UHF平面アンテナ(20素子相当/ブースター内蔵) | 11,000円~15,000円 |
UAH261/UHF平面アンテナ(26素子相当) | 9,000円~11,000円 |
UAH261B/UHF平面アンテナ(26素子相当/ブースター内蔵) | 13,500円~17,500円 |
マスプロ電工の特徴と地デジアンテナの紹介
マスプロ電工は愛知県日進市に本社があり、日本国内のテレビアンテナのシェア率1位となっています。
デザインアンテナが特に人気が高く、壁面取付用デザインアンテナ「SKY WALLIE(スカイウォーリー)」に加え、屋根設置用の「U2CN(ユニコーン)」アンテナと2種類のデザインアンテナが選べるのが特徴です。
マスプロ電工の八木アンテナ
マスプロ電工の八木アンテナは、素人でも組み立てが簡単でかつ高性能となっており、レビューを見ると値段の割に信頼できる間違いのない製品というような高評価が集まっています。
型番・製品名 | 通販サイト等での価格 |
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U146/家庭用高性能型 UHFアンテナ14素子 | 2,500円~4,500円 |
U206/家庭用高性能型 UHFアンテナ20素子 | 3,000円~5,000円 |
マスプロ電工のデザインアンテナ
マスプロ電工のデザインアンテナ「SKY WALLIE」シリーズは、住宅に馴染むよう小型化や色にこだわりが見られる商品です。重量も軽く取り付けのしやすさなどでも高評価を得ています。
また屋根に設置できるデザインアンテナU2CN(ユニコーン)シリーズは、美観と受信・設置性を両立したアンテナとして発売から高い評価を得ているアンテナです。
型番 | 通販サイト等での価格 |
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U2SWLA20/高性能型UHF平面アンテナ(20素子相当) | 6,000円~10,000円 |
U2SWLA26/高性能型UHF平面アンテナ(26素子相当) | 9,000円~15,000円 |
U2CN/UHFポール型アンテナ | 6,500円~10,000円 |
各メーカーから地デジアンテナを選ぶ際の注意点
各社特徴がある地デジアンテナですが、「自宅の電波事情にあったアンテナをチョイスする」ことと「機器を統一して設置する」ことが重要です。
住まいの電界域にあった地デジアンテナを設置する
地デジの電波は送信所や中継局に近いほど電波が強く、地域の電波の強さによって強電界地域・中電界地域・弱電界地域と区別される場合があります。それに伴い、各地デジアンテナのメーカーも弱電界地域用アンテナといった性能差をつけた商品を展開しています。ただ電界地域の明確な区分けはなく、各メーカーによって定義も異なります。
そのため、どのアンテナが自宅の電波事情に対応しているのかを確実に判断するにはレベルチェッカーという測定器を用いるのですが、一般の方では高額でアンテナ工事業者に来てもらい測定してもらうのが確実かつ安く済ませる事ができます。
なおA-PABという団体が運営している「放送エリアのめやす」というサイトで弱電界地域かどうかの大まかな判断はすることが出来ます。
上記サイトからお住まいの郵便番号や住所を入力すると、近くの電波塔の電波が届いているエリアの目安が色付きで表示されます。ここにお住まいが含まれていたら中電界地域以上の可能性が濃厚となります。反対に郵便番号や住所を入力しても自宅が色付きで表示されていない場合は、各電波塔の電波が届いているエリアに入っておらず、この場合、弱電界地域の可能性が高くなります。この場合、最低でも弱電界用の地デジアンテナが必要で、それでも普通に設置するだけでは電波を受信できず地デジが映らない可能性がある、といった判断をおおまかにすることは出来ます。
機器はなるべく同一メーカーで揃える
またアンテナはこのメーカーでブースターはこのメーカー、分配器はこのメーカーといった様に機器毎にバラバラのメーカーを選ぶのではなく、機器全てを一つのメーカーに統一して選ぶのが原則です。
これは、各メーカーで細かい仕様が異なり、そのため電波の伝達時にロスが生まれたり、それに伴い発熱などが起きる可能性、さらに発熱により機器の劣化が進みやすくなる可能性があるためです。
機器毎にコスパがいい商品を選んでも、交換サイクルが早まり結果コストが高くなる場合もありますので、アンテナを設置する場合はなるべく同一メーカーで機器も揃えることをおすすめします。
まとめ
地デジアンテナを自分で取り付けようと考えているかたは、この記事でご紹介した3大メーカー「DXアンテナ・マスプロ電工・日本アンテナ」の中から選べば間違いはありません。
アンテナ工事業者で地デジアンテナの設置を考えている方は、アンテナ工事業者が地デジアンテナを用意してくれるので基本的には選択することはありませんが、気になる方は事前に相談してみてください。
※当記事での記載料金は2022年9月時点で調査した情報です。価格は変動しますのでご利用の際は必ずご自身でお確かめ下さい。