地デジアンテナは高さの調整も重要!設置する際に最適な高さは?

地デジアンテナを設置する場合、アンテナの方向と高さの調整がとても大事になってきます。

方向や高さの調整が十分でないと、特定のチャンネルの映りが悪かったり、映像が全く受信できかったりします。

地デジアンテナを設置する高さは、高ければ高いほど電波が安定する可能性が高いのですが、住宅環境や地域によって大きく変わってきます。

この記事では地デジアンテナを設置する高さと調整についてご紹介します。

 

地デジアンテナを高い場所に設置する理由

地デジアンテナを設置するときは、基本的には屋根の上に設置します。これには、「テレビの電波を効率よく受信することが出来るため」という明確な理由が有ります。

地デジ放送の電波は、電波塔からアンテナが受信するまでに建物や天候など様々な影響を受けます。また、電波を受信する地デジアンテナの位置も受信状況に関わってきます。そのような様々な原因を考慮して、なるべく高い所に地デジアンテナを設置すると効率よく電波を受信できるので、基本的には屋根の上に地デジアンテナを設置します。

さらに地デジアンテナは電波塔の方向に向けて設置すると最も効率的に電波を受信することができます。一般的な形状の屋根なら360度どの方向にも地デジアンテナを向けることが出来るという理由も有ります。

 

地デジアンテナを設置する最適な高さは?

地デジアンテナを設置する高さは高ければ高いに越したことはないのですが、特定のチャンネルだけ映らない場合などはさらに高く設置すればいいというわけではありません。NHK、フジテレビ、TBSなどそれぞれのチャンネルで、電波を最も効率よく受信することが出来る高さは異なります。

このような高さによる電波の影響をハイトパターンといいます。

ハイトパターン

出典:テレビ受信向上委員会

電波塔の方向に地デジアンテナを向けて設置して、複数チャンネルは良好に映っているのに特定のチャンネルだけ映りが悪いときはハイトパターンの影響を受けている可能性が考えられます。

このような場合は地デジアンテナをただ闇雲にさらに高く設置するだけで状況が改善するわけではありません。アンテナの高さを少し高く変えたことで、映りが悪かったチャンネルが改善されたけれど今まで映っていたチャンネルが映らなくなってしまう場合もあります。

時には地デジアンテナの高さをちょっと低く調整する事で、全てのチャンネルの電波状況が改善される可能性も有ります。

このように、地デジアンテナを設置する高さとテレビの映りは大きく関わってくきます。そして地デジアンテナを設置する最適な高さは、電波塔からの距離や周辺環境で変わってきますので、地デジアンテナを設置する際にそれぞれのチャンネルの受信状況を確認しながら調整する必要があります。

 

地デジアンテナの高さの調整方法

地デジアンテナの高さを調整する際は、まず地デジアンテナを電波塔の方向に向けて固定しましょう。

地デジアンテナの方向調整が終わったあとに、地デジアンテナの高さを上下して調整していきます。高さが数ミリ~数センチ単位ずれるだけで受信レベルは大きく変わることが有るので、業者に依頼しないで自分で調整する場合は一人がテレビで受信レベルを確認してそれを電話などで伝えてもう一人が屋根の上で作業をする、というように複数人で作業をする効率よく作業を進めることができます。

またどうしても高さの調整が難しい場合は、ブースターというアンテナが受信したテレビ信号を増幅する機器をつけていない場合はブースターを設置してみたり、地デジアンテナをもう一本設置して混合器という複数のアンテナの信号を一つにまとめる機器を設置して対策するという方法も検討してみるといいかもしれません。

 

アンテナの高さの調整はプロに依頼するのがおすすめ

地デジアンテナの高さの調整はとても根気がいる作業です。

また屋根の上に地デジアンテナが設置されている場合は、屋根の上に登って作業をしなければなりません。

屋根の上の作業は落下したら怪我や命に関わる事故になってしまう可能性がある、大変危険な作業です。

アンテナの高さの調整が難しいと感じた場合や、屋根の上に地デジアンテナが設置されている場合は、アンテナ工事業者などのプロに依頼するのをおすすめします。当サイトでは各地域でおすすめのアンテナ工事業者をまとめていますので、アンテナ工事業者をお探しの方はそちらも是非ご覧ください。

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