雨・雪で映らない!?雨や雪がBSアンテナに与える影響と対策

悪天候の影響で急にテレビが映らなくなってしまうことがあります。

特に衛星放送の電波は、雨や雪の影響を受けやすくなっています。

ただ雨が降るたびにテレビが全く映らなくなるというような場合は、アンテナが正しい方向に向いて設置されていないなど、もともと天候以外の何かしらの原因がある可能性があります。

この記事ではBSアンテナの電波の受信と雨や雪の関係、そして対策方法についてご紹介します。

 

 

雨や雪でテレビが映らなくなる原因

  • 雨や雪でアンテナが倒壊したり位置がずれてしまった
  • 雨で電波が減衰してしまい、テレビを視聴するのに充分な電波を受信できなくなってしまった
  • 雪がアンテナに張り付いて正常に電波を受信できなくなった

雨や雪など自然の影響でテレビが映らなくなる原因は上記のようなものがあげられます。

雨や雪でアンテナが倒壊したり位置がずれる

アンテナの固定がしっかりとできていないと、アンテナ本体が雨に打たれたことがきっかけで固定が緩み、アンテナが倒れる場合もあります。

またアンテナが倒れなくても、少しアンテナが今までの固定していた位置とずれてしまうと上手く電波が受信できなくなってしまうこともあります。

アンテナに積もった雪の重みに耐えられずアンテナが倒れることもありますし、屋根の上に積もった雪が溶けて地上に落ちる際にアンテナや配線に引っかかりアンテナが倒壊することもあります。

アンテナの角度や向けている方角がずれてしまうと電波の受信感度が変わってきますので、その結果テレビが映る・映らないに影響を与えます。

特にBS/CSアンテナは角度や方角にミリ単位の調整が必要な場合があるほど、デリケートな機器です。

雨や雪が電波の減衰を起こすことも

テレビの電波は、雨粒で電波が反射されたり吸収されたりします。特にBS放送の電波は、雨粒での電波の減衰を強く受ける性質があります。

そのため大雨が降ってしまうと、アンテナが受信できるBS放送の電波が普段より弱くなってしまい、テレビが映らなくなってしまうこともありえます。

また雨と同様に雪もBS放送の電波に障害を与えます。

またアンテナに雪が積雪したり氷の膜がはりついてしまうことで、正常に電波が受信できなくなってしまうこともあります。

 

BSアンテナが雨で影響を受けないための対策

  1. 正確なアンテナの調整と固定が出来ているか確認する
  2. 配線の量が多い場合は配線の数を少なくする
  3. ブースターを設置していない場合はブースターを設置する

BS放送の電波は雨で弱まってしまう性質がありますが、正確なアンテナの調整と固定ができていれば、少しくらいの悪天候でテレビが見れなくなるということはそうそうありません。

雨が降るたびに映像が乱れてしまうような場合は、通常の状態でもテレビがギリギリ視聴できるアンテナレベルでしか電波が受信できていない可能性が濃厚です。

まずはしっかりとアンテナの方向調整ができているかを確認してみましょう。

ただし屋根の上にBSアンテナが設置されている場合は、自分で屋根の上に登って確認するのは危険です。

屋根の上から落下して怪我をしたり、命を落としてしまうリスクがありますので、アンテナ工事業者などのプロに依頼するようにしてください。

またベランダにBSアンテナを設置していて、窓から隙間ケーブルを使って配線を引っ張っている場合は、隙間ケーブルの利用をやめエアコンの穴などから配線を繋ぐことで電波強度の改善が見込めます。

隙間ケーブルは壁に穴を開けることなく室内に配線をつなぐことが出来る便利なアイテムですが、アンテナからテレビの間に繋ぐケーブルが多いほど、テレビに届く電波強度が弱まってしまう性質があるためです。

ブースターを利用していない場合は、ブースターを利用することで大幅な改善が期待できます。

ブースターは地デジ放送用、BS/CS放送用、地デジ+BS/CS放送用といくつか種類がありますので注意して選択するようにしてください。

 

BSアンテナが雪で影響を受けないための対策

雪の影響でBS放送が視聴できない場合も、雨の場合と同様にまずは十分な電波が受信できているか、しっかりとアンテナの方向調整ができているかを確認します。

その上でブースターを設置していない方はブースターの設置、隙間ケーブルを利用している方は配線の見直しを検討してみてください。

また十分な電波が受信できている場合でも、豪雪地帯など地方によっては着雪・着氷によるアンテナの受信障害の対策が必要になってきます。

  • アンテナを雪が積もりにくい軒下に設置したり、積雪した場合に手入れがしやすいベランダに設置する
  • アンテナカバーをつける
  • 雪よけスプレーを塗っておく

アンテナの着雪・着氷対策としては上記などがあります。

雪よけスプレーは手軽に対策でき効果も期待できるのですが、散布しすぎるとアンテナが受信障害を起こす可能性もありますので適切な使い方を守って利用してください。

 

まとめ

雨や雪が降っているタイミングでテレビが映らなくなった場合は、まずはアンテナが倒れていないか・位置がずれていないかを確認してみてください。

もしアンテナが倒壊していたり、今までと明らかに位置がずれていたり向いている方角が違った場合は自分でなんとかしようとせず、アンテナの専門家に依頼して治してもらいましょう。

また目に見えるアンテナの不具合がない場合でも、アンテナの設置が万全でないためテレビが映らなくなることもあります。

雨が少し降るたびにテレビの調子が悪くなる場合などは、一度アンテナの専門家に相談するのをおすすめします。

当サイトでは全国のおすすめアンテナ工事業者についても紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

⇒みずほアンテナの公式HPはこちら